売り希望価格を算出した上で、70平米に換算
株式会社東京カンテイは、2020年7月21日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2020年6月版を発表した。
同リリースは、同社データベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位に算出した上で70平米に換算し、その推移を考察したもの。同社は、このリリースを毎月発表している。
東京都以外は、全て上昇した首都圏
2020年6月の首都圏における中古マンションの70平米価格は、3668万円となった。前月比はマイナス0.2%となり、4ヵ月連続の下落を示している。
都県別で見ると、東京都では前月比0.5%の5074万円となり、小幅ながらも下落を持続。一方、神奈川県はプラス1.1%の2869万円となり、反転上昇を達成した。埼玉県もプラス1.1%の2278万円で続伸をマークし、千葉県もプラス0.7%の2092万円で前月に引き続き上昇を果たしている。
6月の首都圏について東京カンテイは、千葉県が2020年3月に記録した直近最高値へ近づきつつあることに注目。同時に、上昇した神奈川県と埼玉県が、前年同月比では共に依然マイナスを示している点も指摘している。
安定した推移が続く中部圏
2020年6月の近畿圏における中古マンションの70平米価格は、2450万円となった。前月比はプラス0.5%となり、小幅ながら続伸をマーク。府県別に見ると、大阪府が弱含む一方で兵庫県が3ヵ月ぶりに上昇している。
中部圏は、前月比プラス0.1%の1944万円をマーク。愛知県もプラス0.4%の2079万円となり、僅かながら強含む結果となった。東京カンテイは、安定した推移が続いていると考察している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 6月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202006.pdf