月額募集賃料を行政区単位に集計・算出
株式会社東京カンテイは、2020年7月14日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』の2020年6月版を発表した。
同リリースは、同社のデータベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の月額募集賃料を行政区単位に集計・算出し、その推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
首都圏、5ヵ月連続で上昇
同リリースによると、2020年6月の首都圏における分譲マンション賃料は、3108円/平米となった。前月比ではプラス1.5%となり、5ヵ月連続の上昇を果たしている。
都県別に見た場合、東京都は前月比プラス0.9%の3680円/平米となり、3ヵ月ぶりのプラスを達成。神奈川県もプラス0.3%の2138円/平米、埼玉県もやはりプラス1.2%の1748円/平米となり、共に上昇を示した。千葉県も、プラス0.2%の1606円/平米で僅かに上昇している。
首都圏の結果について東京カンテイは、賃料水準が高い東京都の事例シェア拡大と、圏全域での強含みが、上昇に繋がったと考察している。
近畿圏、年初来の最高値を更新
2020年6月の近畿圏における分譲マンション賃料は、1981円/平米となった。前月比はプラス1.0%となり、年初来の最高値を更新している。大阪府での平均築年数の若返りと、兵庫県の築浅事例増加が、上昇に繋がる結果となった。
中部圏は、前月比プラス1.0%の1767円/平米を達成。愛知県もまた、プラス0.9%の1811円/をマークした。前年同月比ではマイナスの状態が続いているが、正味トレンドは堅調であると東京カンテイは分析している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移 6月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/T202006.pdf