新築木造物件を対象として平均価格を算出
株式会社東京カンテイは、2020年8月11日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の2020年7月版を発表した。
ここでの「価格」は、敷地面積が100~300平米かつ最寄り駅から徒歩30分といった条件を満たす新築木造物件を対象として、算出されたもの。東京カンテイは、同リリースを毎月発表している。
東京・神奈川と埼玉・千葉で動きが分かれた首都圏
2020年7月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3729万円となった。前月比ではマイナス1.5%となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス2.0%の4395万円となり、反転下落をマーク。神奈川県も、マイナス0.8%の3980万円となり、2ヵ月連続の下落を示している。一方、埼玉県はプラス0.5%の3325万円で、千葉県はプラス1.5%の3248万円で、共に反転上昇を果たした。
東京カンテイは、東京都・神奈川県と埼玉県・千葉県で動きが明確に分かれた点に注目。また、東京都・神奈川県では同月に分譲戸数が減少に転じた点も、指摘している。
近畿圏、6月に見られた価格の弱含み傾向を払拭
2020年7月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3224万円となった。同圏は、大阪府と京都府が共に上昇へ転じており、圏全体としても前月比はプラス2.3%の反転上昇を達成。6月に見られた価格の弱含み傾向を、払拭している。
中部圏は、前月比プラス1.9%の3101万円となり、4ヵ月ぶりに上昇へ転じた。愛知県もまた、プラス1.6%の3300万円で反転上昇を果たしている。
福岡県は、前月比プラス1.0%の3148万円となり、反転上昇を達成。前年同月比も、プラス3.8%をマークした。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 7月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202007.pdf