中古マンションの成約件数過去最高を記録
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は9月11日、「月例速報 Market Watch サマリーレポート (2020年8月度)」を発表した。
レポートによると8月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比18.2%増の3053件。2ケタの大幅増となり、6か月振りにプラスへと転じた。8月としては東日本レインズ発足以来の最高値となった。
地域別でも全エリアで成約件数が増加し、「多摩」「横浜・川崎市」「神奈川県他」「埼玉県」は、前年同月比で2割を超える大幅増となっている。
成約平米単価は前年同月比1.8%上昇の54.85万円、成約価格は5.3%上昇の3644万円といずれも上昇している。
地域別でも成約平米単価はすべてのエリアで上昇し、「東京都区部」「多摩」「神奈川県他」は4か月連続で前年同月を上回った。
中古戸建住宅の成約件数も過去最高
8月における中古戸建住宅の成約件数は、前年同月比21.8%増の1175件。こちらも中古マンション同様2ケタの大幅増となり、8月としては東日本レインズ発足以来の最高値を記録した。
地域別でも、すべてのエリアが前年比で増加。「横浜・川崎市」「神奈川県他」「埼玉県」「千葉県」は、前年比で2~4割の大幅増となった。
成約価格は前年同月比6.1%上昇の3216万円。6か月振りに増加へと転じた。
地域別では「横浜・川崎市」と「千葉県」を除く各地域の成約価格が上昇し、「東京都区部」と「多摩」は2ケタの上昇を示した。
(画像は月例速報 Market Watch サマリーレポートより)
月例速報 Market Watch サマリーレポート(2020年8月度)- 公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202008_summary.pdf