アットホームがサイトアクセス数で見た、注目の街・駅ランキングを発表
アットホーム株式会社(以下、アットホーム)は23日、同社の「不動産情報サイト アットホーム」において、アクセス数が多く、一般の高い関心を集めているとみられる注目の街と駅をまとめた最新ランキングの結果を公開した。
この調査は、アットホームが自社サイトの物件詳細ページについて、各アクセス数を調査し、そのPV数が多い順に街や駅をランキング化して示したもの。今回の調査対象期間は2023年1月1日~12月31日で、前回データは2022年1月1日~12月31日を対象に実施、昨年発表されていたものとなっている。
ランキングは賃貸と購入のそれぞれに関し、「総合」「シングル(1R、1K、1DK)」「カップル(1LDK、2K、2DK)」「ファミリー(2LDK以上)」のタイプ別で集計された。街ランキングは47都道府県、駅ランキングは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を8エリアに分けてまとめられており、気になる地点を詳細にチェックできる。
東京都でアクセス数の多い注目の街として、賃貸の総合1位に輝いたのは、前回の2022年調査に続き「世田谷区」だった。世田谷区は、居住者から治安が良く、落ち着いて暮らせるエリアとして評価されているほか、都心へも横浜へも電車でスムーズにアクセスできる点などが良い点として挙げられている。
また、ファミリー層からは、待機児童が少なく、補助金などの制度も充実しているといった、子育て環境としての優れた点がポイントとして挙げられた。
世田谷区に続く2位は「大田区」で、3位が「杉並区」となる。こちらも前回調査時から順位変動なく、安定した人気を保っている。以下、4位は「新宿区」、5位に「品川区」、6位「板橋区」、7位が「練馬区」などとなった。なお9位には「港区」がランクイン、前回は14位とトップ10圏外だったが、今回順位を5つ上げた。
東京都において、購入物件として最もアクセス数が多かったのは「世田谷区」だった。賃貸と同じ結果となったほか、2022年調査でも1位であったため、世田谷区ブランドへの高い支持と関心の持続が見てとれる。
購入物件居住者からは、都心へ出かけやすいほか羽田空港にも1時間程度で行けるなど交通の便が良いこと、公園や緑も多く、休日をのびのびと楽しめること、完成で治安が良いことなどが評価された。
2位は「大田区」で、3位が「港区」、4位には「江東区」が入り、5位は「足立区」となった。4位と5位の江東区と足立区が逆転しているが、トップ5の顔ぶれに前回調査からの変化は見られていない。
9位には「八王子市」が入り、こちらは前回が13位であったため、順位を4つ上げてのトップ10入りとなった。
23区賃貸は三軒茶屋、多摩は町田が人気
東京都の23区エリアに立地する賃貸物件で、アクセス数が多い注目の駅を調査したところ、トップは「三軒茶屋」駅(世田谷区)となった。
渋谷から2駅というアクセスの良さがあり、都心へも郊外へも移動しやすい利便性の高さや、個人店もチェーン店も充実し、日用品や食材を安く調達できる店を見つけやすい点などが良い点として挙げられている。
2位は「千歳烏山」駅(世田谷区)で、3位が「高円寺」駅(杉並区)となった。トップ2はいずれも世田谷区ということになる。3位の「高円寺」は前回順位8位から大きくジャンプアップし、トップ3に入ってきた。
以下4位は「池袋」駅(豊島区)、5位「荻窪」駅(杉並区)、6位に「大森」駅(大田区)、7位「葛西」駅(江戸川区)などと続いた。
東京都23区エリアの購入物件で見るアクセス数の多い注目駅は、1位が「新小岩」駅(葛飾区)となった。2位が「金町」駅(葛飾区)で、2022年調査と1位・2位になったほか、どちらも葛飾区の駅となっている。
3位は「目黒」駅(品川区)で、4位には「白金高輪」駅(港区)がランクインした。こちらは前回順位が14位であったため、大きく順位を上げている。5位は「勝どき」駅(中央区)、6位に「大泉学園」駅(練馬区)、7位「大森」駅(大田区)と続いた。
多摩は順位変動が少なめ
東京都多摩エリアの賃貸物件でアクセス数が多い注目駅となったのは、1位が「町田」駅(町田市)だった。2位には「三鷹」駅(三鷹市)がランクインし、3位は「吉祥寺」駅(武蔵野市)となっている。
トップの町田駅は、JRと小田急線の2線が利用可能で、バスの路線も八方に展開されているため、広くアクセスが良いこと、百貨店など商業施設が充実しているため買い物利便性が高いことが評価されている。
以下、4位は「八王子」駅(八王子市)、5位「立川」駅(立川市)、6位「仙川」駅(調布市)、7位「国分寺」駅(国分寺市)などとなった。
トップ10の顔ぶれに変化はなく、前回調査に比べて最も異なるポイントといえば、10位であった仙川駅が6位にまで順位を上げたことである。なおトップ5は順位も昨年と同じ結果だった。
多摩エリアの購入物件でアクセス数が多い注目の駅としてトップになったのは、「八王子」駅(八王子市)である。JRの中央線・横浜線と京王線が乗り入れ、東京や神奈川へのアクセスが便利である点や、高尾山など自然も多い点、都会すぎず田舎すぎず、全体に自然と文化の融合した住みやすいエリアである点などが評価された。
2位は「町田」駅(町田市)、3位が「三鷹」駅(三鷹市)となり、賃貸でも人気の駅が上位になった。4位には「西八王子」駅(八王子市)がランクイン、5位は「ひばりヶ丘」駅(西東京市)で、6位に「武蔵小金井」駅(小金井市)、7位「鶴川」駅(町田市)となった。
(画像はプレスリリースより)
アットホーム株式会社 プレスリリース
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