駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2024年6月25日、小田急小田原線・喜多見駅~相模大野駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2023年12月から2024年2月までの3ヵ月間に実施されている。
最高値は、209万円の喜多見駅と狛江駅
今回の発表によると、小田急小田原線の喜多見駅~相模大野駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、209万円の喜多見駅と狛江駅だった。喜多見駅は、前期と比べて上昇幅こそ縮小したものの好調であり、5%の上昇により200万円に到達。狛江駅も前期の207万円から堅調な伸びを示している。
一方、築古事例の割合が増えた生田駅は下落が続く結果となり、前期の130万円から117万円にまで価格が下がった。読売ランド前駅~柿生駅間の各駅も下落に転じ、特に柿生駅は築古事例の増加により13.9%もの大幅な下落をマーク。柿生駅と共に前期は2桁上昇を果たした新百合ヶ丘駅も4.1%下落している。
172万円で上昇に転じた向ヶ丘遊園駅
前期に下落した向ヶ丘遊園駅は、今期は172万円で上昇に転じた。同駅エリアは事例数が増加傾向にあり、今期は176件に到達。しかし築年の上積みも進み、平均築年数は29.9年に伸びている。
なお、小田急小田原線(新宿駅~小田原駅)における中古マンションの平均坪単価は、189万円となった。前年と比較して3万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/小田急小田原線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1347