事業用不動産オーナーの悩みを調査
株式会社テナントショップは6月26日、事業用不動産(テナント、ビル、倉庫、駐車場など)のオーナー1,008人を対象に実施した「事業用不動産オーナーの実態」に関する調査結果を発表した。
調査によると、所有する事業用不動産の種類は「テナントビル、商業ビル」(39.6%)が最も多く、次いで「オフィスビル」(30.6%)、「店舗付き住宅」(21.9%)と続いた。
事業用物件で経験した悩みとしては、「固定資産税が高い」(38.3%)が最多。「空室で借主が見つからない」(31.3%)、「賃料の相場がわからない」(26.1%)といった回答も目立った。
不動産会社に求めるものとは?
テナント募集を複数の不動産会社に委託しているオーナーは半数近くに上るものの、「1社のみ」に委託しているオーナーが最多(37.7%)だった。
しかし、今後テナント募集を行う場合は、「2~3社」に委託したいという回答が43.9%と最も多く、複数の不動産会社への委託を検討するオーナーが増えていることがわかった。
不動産会社に求めることとしては、「借主を探してくれる客付け力」(61.0%)が最も重要視されており、「契約内容についてのアドバイス」(59.4%)、「事業用物件に対する幅広い知識」(55.9%)も上位に。事業用不動産に特化した専門知識やサポートへのニーズが高いことが伺える。
また、借主とのトラブル経験があるオーナーは4割以上に上り、「不動産会社・管理会社との間に生じたトラブル」(28.9%)が最も多かった。次いで「賃料の未払い」(27.0%)、「近隣からの苦情」(26.9%)と続いた。
空室対策は専門物件サイトが有効との声
空室対策としては、「事業用不動産専門の物件検索サイトへの掲載」が有効だと考えるオーナーが45.2%と最も多く、複数の不動産会社への委託や現地看板の設置を上回った。
インターネットでの物件情報掲載については、「事業用不動産専門物件検索サイト」への掲載が最も有効と考えるオーナーが多く(44.2%)、事業用不動産専門の物件検索サイトで幅広く借主を募集することに対して、約8割のオーナーが前向きな姿勢を示している。
(画像はプレスリリースより)
株式会社テナントショップのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000072614.html株式会社テナントショップのホームページ
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