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2024年12月22日(日)
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23年に最も値上がりした中古マンション物件は?騰落率ランキング

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23年に最も値上がりした中古マンション物件は?騰落率ランキング

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トップは新築時価格の約5倍まで上昇
不動産ビッグデータとAIなどの最新テクノロジーを活用し、不動産マーケティングプラットフォームの提供・運用を行う株式会社マーキュリーリアルテックイノベーター(以下、マーキュリーリアルテックのイノベーター)は22日、2023年に首都圏、関西、東海エリアで中古流通した物件のうち、最も値上がりした住戸をベースに中古マンションの値上がりランキングを作成、結果を公開した。

「中古マンション騰落率ベスト100」として公開されている。なお参考材料として、値上がり率を新築当時の物件平均価格にかけ合わせ、中古流通時点の想定物件平均価格も算出された。

データはRealnetマンションサマリの新築マンションデータと、民間住宅情報会社による中古流通マンションデータを活用、これらをもとに騰落率算出を実施したという。

首都圏とは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県の1都6県で、1995年以降に新築分譲された住戸、関西は大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県の2府4県で、2002年以降に新築分譲された住戸、東海とは愛知県・三重県・岐阜県の3県を指し、2003年以降に新築分譲された住戸物件で、これら住戸の2023年1月から2023年12月末に中古流通したものを調査対象にしている。

騰落率トップとなったのは、東京都港区の「ファミール芝公園グランスイートラヴィル」で、2003年3月に竣工した14階建て、総戸数88戸の物件だった。値上がり率は+329%で、4.29倍となっている。新築時の物件平均価格は3,690万円だったが、これが2023年物件換算の中古平均価格になると、1億5,822万円になる。

2位は、京都府京都市の「グランドヒルズ京都東山ロジュマン」で、こちらは2006年2月に竣工した5階建ての総戸数70戸マンションとなっている。値上がり率は+310%、4.1倍だった。新築時の物件平均価格も7,704万円と高水準の物件だったが、2023年物件換算中古平均価格にすると3億1,607万円にまで上昇している。

3位は、東京都港区の「シティタワー品川」だった。43階建て、総戸数843戸の物件で、2008年4月に竣工している。値上がり率は+304%、4.04倍となった。新築時物件平均価格は3,061万円、2023年換算の中古平均価格は1億2,351万円になっている。

トップ3はいずれも4倍を超える値上がりで、経年に伴う価格低下が一般的な中、驚異的な伸びをみせていることが明らかとなった。

4位は京都府京都市の「コスモシティ御池富小路」で、値上がり率が+289%、3.89倍だった。5位は神奈川県横浜市の「ナビューレ横浜タワーレジデンス」で、値上がり率が+275%、3.75倍、6位に大阪府大阪市の「グランフロント大阪オーナーズタワー」がランクインし、こちらは値上がり率で+230%、3.3倍となっていた。

以下、7位が京都府京都市の「ネバーランド御幸町御池ギャルデ」の+222%(3.22倍)、8位に東京都江東区の「Wコンフォートタワーズ」で+214%(3.14倍)、9位が東京都港区「プレイス白金ブライトレジデンス」で+213%(3.13倍)、10位に東京都千代田区の「東京タイムズタワー」となり、+213%(3.13倍)を記録している。

23年中古マンション騰落率
上位大半が2000年代分譲マンション
上位100物件のランキング内訳を見ていくと、リーマンショック前に分譲され、2008年以前に竣工した物件が多くを占めていた。100物件中82物件で、全体の8割超にあたる。

トップ10を見ても3位の「シティタワー品川」が2008年4月、6位の「グランフロント大阪オーナーズタワー」が2013年4月の竣工であることを除けば、2008年以前の竣工で、とくに2003~2005年竣工の物件がほとんどを占めている。

まだ価格に値頃感があった時期であることに加え、資産価値の高いマンションは竣工から15年以上が経過しても価値が低下することなく、近年の価格高騰を受けてむしろ大幅な上昇傾向をみせているといえる。

また、上位100物件のうち60物件が20階建て以上のタワーマンションだった。一般的物件に比べ、物件数自体が少ないはずのタワーマンションが半数強を占めるという結果からみれば、総じてタワーマンションの資産価値はやはり下がりにくいことを証明していると考えられる。

トップ10に着目すると、以外にも4つが京都や大阪といった関西の物件になっていた。ランキング全体でも上位100のうち、18物件が関西に立地する。

大阪市では大阪・梅田周辺のタワーマンション、京都では烏丸駅から京都市役所駅周辺の物件が大半で、ごく限定的なエリアながら、その該当地域にあるマンションでは際立った値上がり傾向がみられていることが判明した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社マーキュリーリアルテックイノベーター プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000256.000018769.html

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