駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2023年3月21日、JR武蔵野線・府中本町駅~越谷レイクタウン駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2022年10月~12月までの3ヵ月間に実施されている。
西国分寺駅、23%の大幅上昇をマーク
今回の発表によると、JR武蔵野線の府中本町駅~越谷レイクタウン駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、200万円の越谷レイクタウン駅だった。同駅エリアは、ニュータウンが広がりファミリー層の人気が高い。こうした人気を反映し、今期は13.6%もの上昇を果たしている。
同区間では、西国分寺駅も23%の大幅上昇をマーク。同駅エリアは、JR中央線も乗り入れるため人気が高く、今期は200万円の目前に迫る価格を示した。また東所沢駅も、2桁上昇を達成。同駅エリアは、前年も90万円から101万円への2桁上昇を果たした。今期の価格も116万円に達し、上昇の勢いを維持している。
府中本町駅、築古物件増加が影響して6.8%下落
同区間で最も事例数が多い南浦和駅は、平均坪単価は1.2%上昇したものの、平均築年数は3年ほど積み増した。府中本町駅は、築古物件の増加が影響する形で価格が6.8%下落している。
なおJR武蔵野線全線(府中本町駅~西船橋駅)の平均坪単価は、146万円となった。前年と比較して、比率で9.5%、価格で12万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR武蔵野線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1160