中古マンションの売り希望価格をもとに算出
株式会社東京カンテイは、2023年5月2日、京成本線・日暮里駅~海神駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2022年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
上昇基調を維持、2桁上昇をマークした日暮里駅
今回の発表によると、京成本線の日暮里駅~海神駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値となったのは、337万円の日暮里駅だった。同駅エリアは、前年も281万円から301万円への大幅上昇を達成。今期も上昇基調を維持し、2桁上昇をマークしている。
取引が活性化した駅エリアとして同社は、町屋駅に注目。東京メトロ千代田線も乗り入れる同駅は、事例数が前年比で90件増加し、同区間の中では最多となる273件に達した。その影響で築古化は進んだが、平均坪単価は208万円から214万円への上昇を達成している。
京成高砂駅、築浅物件の増加により2桁上昇
平均築年数の影響は、京成高砂駅と新三河島駅の価格にも表れた。京成高砂駅は、築浅物件の増加により156万円から174万円への2桁上昇をマーク。一方、新三河島駅は平均築年数が6年積み増した影響により、282万円から265万円へ反転下落している。
なお京成本線全線(日暮里駅~京成成田駅)における中古マンションの平均坪単価は、169万円となった。前年と比較して、価格で18万円、比率で12.3%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京成本線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1177