駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年4月25日、新京成電鉄・鎌ヶ谷大仏駅~京成津田沼駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2022年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
京成津田沼駅、今期も2桁レベルの上昇を達成
今回の発表によると、新京成電鉄の鎌ヶ谷大仏駅~京成津田沼駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、147万円の京成津田沼駅だった。同駅エリアは、113万円から128万円への上昇を果たした前年に続く形で、今期も2桁レベルの上昇を達成。100万円台半ばに迫る勢いを示している。
今期の同区間では、鎌ヶ谷大仏駅もまた前年に続き2桁上昇を達成し、薬園台駅は20%の上昇により価格が100万円を突破。前年は価格が下落した前原駅も、今期は2桁の上昇に転じて前々年の価格も凌駕している。高根公団駅も、築浅事例の影響によって65万円から97万円への大幅上昇をマークした。
共に下落へ転じた北習志野駅と習志野駅
一方、前年に大幅上昇を果たした北習志野駅と習志野駅は、今期は共に下落へ転じた。この下落について同社は、両駅エリアにおける築古物件の増加を指摘し、平均築年数が10年近くかさんだことで価格が下落したと考察している。
なお、新京成電鉄全線(松戸駅~京成津田沼駅)における中古マンションの平均坪単価は、112万円となった。前年と比較して、比率で13.8%、価格で13万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/新京成電鉄2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1174