マンション・アパートの家賃動向を調査
アットホームは5月26日、4月の全国主要都市における「賃貸マンション・アパート」の募集家賃動向を発表した。
首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリアを対象に、同社の不動産情報ネットワークに登録・公開されたデータを対象に調査したもの。
この調査における家賃とは、入居者が1か月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を指す。
また、30平米以下を「シングル向き」、30~50平米以下を「カップル向き」、50~70平米以下を「ファミリー向き」、70平米超を「大型ファミリー向き」と分類している。
ファミリー向きマンション家賃は4か月連続で上昇
マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・埼玉県・千葉県・名古屋市・大阪市・福岡市の7エリアが、全面積帯で前年同月を上回った。
また全10エリアにおいて、カップル向き(30~50平米)が5か月連続、ファミリー向きが4か月連続で、全10エリアにおいて前年同月を上回った。中でも、東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・大阪市の5エリアは、両タイプともに2015年1月以降最高値を更新した。
なお、マンションの面積帯別における平均募集家賃の上昇率が、前年同月比で最も高かった地域は以下の通りである。
シングル向きは、名古屋市。家賃は6万391円で、3.7%上昇した。
カップル向きは、埼玉県。家賃は8万1711円、上昇率は7.2%である。
ファミリー向きは、大阪市。家賃は13万3883円で、12.4%の2ケタ上昇を示した。
大型ファミリー向きも、大阪市だった。家賃は23万8076円で、こちらも11.5%の2ケタ上昇となった。
アパート家賃もカップル・ファミリー向けの上昇が顕著
アパートの平均募集家賃は、全10エリアにおいてカップル向きが5月連続、ファミリー向きが4か月連続で、前年同月を上回った。中でも東京都下と埼玉県は、両タイプともに、2015年1月以降最高値を更新した。
アパートの面積帯別における平均募集家賃の上昇率が、前年同月比で最も高かった地域は以下の通りである。
シングル向きは、埼玉県。家賃は5万958円で、2%上昇した。
カップル向きも、埼玉県となった。家賃は6万7352円で、5.8%上昇している。
ファミリー向きも、埼玉県がトップとなっている。家賃は8万3769円で、上昇率は6.9%である。
(画像はプレスリリースより)
※アットホーム調べ
アットホーム株式会社のプレスリリース
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