条件を満たす新築木造物件の平均価格を算出
株式会社東京カンテイは、2023年6月8日、同年5月の新築一戸建て平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件を対象として、地域ごとの平均価格として算出されたもの。同社はこの「価格」を、毎月発表している。
東京都は下落、神奈川県/千葉県/埼玉県は上昇
今回の発表によると、2023年5月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4465万円となった。前月比はプラス2.9%となり、上昇へ転じている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス1.9%の5390万円となり、2ヵ月連続で下落。しかし神奈川県は、プラス2.0%の5041万円で3ヵ月連続上昇を達成した。また、千葉県はプラス0.2%の3716万円で、埼玉県はプラス7.9%の3872万円で、共に反転上昇を果たしている。
近畿圏、下落。中部圏、反転上昇
2023年5月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス1.2%の3552万円となった。兵庫県はプラス6.5%で上昇へ転じたものの、大阪府が示したマイナス6.2%の下落が圏全体の下落にも影響している。
中部圏は、前月比プラス3.7%の3,390万円で反転上昇を達成。愛知県もプラス3.7%の3,618万円をマークし、3ヵ月連続下落から上昇へ転じた。
宮城県は、前月比プラス5.2%の3422万円で上昇へ転じ、前年同月比はプラス7.1%をマーク。福岡県は、前月比プラス1.4%の3499万円で反転上昇を果たし、前年同月比も0.7%ながらプラスを維持した。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 5月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202305.pdf