集合住宅居住者専用で提供される、電動マイクロモビリティのシェアリングサービス
電動キックボードや電動アシスト自転車などのシェアリングサービス「LUUP(ループ)」を提供する株式会社Luup(以下、Luup)は6月21日、新築分譲マンションの居住者専用モデル「LUUP for Residential」のリリースを発表した。
6月21日より第1号物件として、三井不動産レジデンシャル株式会社が分譲する「パークコート神宮北参道 ザ タワー」で展開が開始されることもあわせて発表された。
Luupは街中を駅前化するインフラをつくることを企業ミッションに、マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開してきた。
小回りが利き、環境性能にも優れ、高齢者を含めたあらゆる世代が安心・安全で便利に使いやすいなど、次世代を見据えた地域の手軽な移動の足となることが期待される電動マイクロモビリティを、スマホひとつでポートから手軽に利用可能とする「LUUP」の提供が主要事業であり、すでに東京・大阪・京都・横浜・宇都宮・神戸・名古屋エリアでサービスを開始している。
通常「LUUP」よりお得&居住者専用化で付加価値向上に
「LUUP for Residential」は、この「LUUP」をマンション居住者専用で提供するもの。居住者はスマートフォンアプリの「LUUP」を通じ、専用エリアに設置されているポートから、自由に電動キックボードや電動アシスト自転車を共同利用可能となる。
通常の「LUUP」料金は、ライド基本料金が50円、時間料金1分あたり15円(価格はいずれも税込)の料金体系となっているが、「LUUP for Residential」はこれよりも割安になるプランで提供されるという。
物件の居住者で、「LUUP」アプリの利用登録を行いさえすれば、サービスは誰でも利用可能になる。
第1号物件となる「パークコート神宮北参道 ザ タワー」は、渋谷区千駄ヶ谷に立地する鉄筋コンクリート造、地上27階地下1階建てのマンション。東横線直通東京メトロ副都心線「北参道」駅から徒歩1分の場所にあり、総戸数は464戸となっている。
Luupによると、2023年10月には港区海岸1丁目の「パークホームズ浜松町」に、また2025年3月には新宿区西新宿5丁目の「パークタワー西新宿」に、それぞれ導入予定ともなっている。
今後はこれ以外の「LUUP」サービス提供エリア内の都心分譲物件を中心に、さらなる展開拡大を目指していくという。
新たな時代のニーズに合った足の確保で、居住者の利便性を大きく向上させられると見込まれ、物件の付加価値向上を実現するサービスとなるだろう。
株式会社Luup プレスリリース
https://luup.sc/news/2023-06-21-luup-for-residential/