スタイルアクトがマンション購入意識を調査
スタイルアクト株式会社は7月25日、「第62回マンション購入に対する意識調査」を実施し、その結果をとりまとめて公開した。
調査は、同社サイトの「住まいサーフィン」登録会員約29万6,000人のうち、直近3カ月間に新築マンションの販売センターに足を運んだ経験がある人で、全国を対象に2023年7月6日~7月11日に実施している。今回調査の回収サンプル数は223件だった。
まず、今後のマンション価格について、1年後はどうなると予測するか尋ねたところ、「5%上がる」「10%上がる」「15%上がる」「20%以上上がる」を合計した「上がる」予想とした人は、全体の66.8%で、前回2023年4月期の調査時に比べ6.9ポイントの上昇となった。
「横ばい」とみる人は26.9%、「5%下がる」「10%下がる」「15%下がる」「20%以上下がる」を合計した「下がる」予想の人は6.3%にとどまっている。これは前回比で0.5ポイントの低下になった。
東京23区に限定して分析すると、「上がる」予想の人は62.9%、「横ばい」予想が30.2%、「下がる」が6.9%で、やや全体より「横ばい」とみる人が多くなっている。すでに価格水準はかなり高い状態にあり、高止まりと予測する向きが強いとみられる。
その他地域では、「上がる」が71.0%と7割を超えた。「横ばい」は23.4%、「下がる」が5.6%になっている。
約3割が買い時と判断
現在の市場状況として、買い時だと思うかどうか尋ねたところ、全体では「買い時」とする人が7.6%、「やや買い時」が22.4%で、ある程度買い時とみる人が30.0%となった。
「どちらでもない」は42.2%と最も多く、「あまり買い時ではない」が19.3%、「買い時ではない」は8.6%だった。
「買い時」と「やや買い時」を足した回答割合から、「あまり買い時ではない」と「買い時ではない」を足したものを減じて算出した買い時DIは+2.2となり、前回調査時の-8.7から大きく向上、マイナス水準からプラス水準に転じている。
東京23区に限定すると、「買い時」は5.2%、「やや買い時」が20.7%で、「どちらでもない」が39.7%だった。「あまり買い時ではない」は23.3%とやや多く、「買い時ではない」も11.2%ある。
一方、その他地域は「買い時」が10.3%と1割を超え、「やや買い時」も24.3%となった。「どちらでもない」は44.9%、「あまり買い時ではない」は15.0%で、「買い時ではない」は5.6%となっている。
東京23区における購入検討価格帯を調査すると、「5,000万円未満」は9.5%で、前回より0.8ポイントダウン、「5,000万円~7,000万円」も24.1%で、前回調査時より5.8ポイント減少した。
「7,000万円以上」という回答は66.4%に上り、前回より6.6ポイントの増加になったほか、調査開始以来初の6割超えになったと報告されている。
(画像はプレスリリースより)
スタイルアクト株式会社 プレスリリース
https://styleact.co.jp/press/7435