駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年7月18日、都営地下鉄大江戸線・赤羽橋駅~光が丘駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2023年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
築古化が進んだのに反転上昇した青山一丁目駅
今回の発表によると、都営地下鉄大江戸線の赤羽橋駅~光が丘駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、674万円の青山一丁目駅だった。同駅エリアは、平均築年数が積み上がったものの価格は反転上昇を達成。前々年の655万円も大幅に凌ぐ上昇ぶりを示している。
同区間では今期、麻布十番駅が635万円をマーク。前期の585万円から8.5%上昇し、600万円台への突入を果たしている。また、近年事例数が増加している練馬駅も今期は2桁上昇を達成し、価格が267万円に到達。一方で新江古田駅は、10年近く築古化が一気に進んだため価格が14.1%下落している。
国立競技場駅、20.6%もの大幅上昇をマーク
今期の同区間では、国立競技場駅が20.6%もの大幅上昇をマーク。しかし同社は、同駅エリアの事例数が11件と少ない点を指摘し、個別事例の影響が出た可能性を示唆している。一方、やはり事例数が比較的事少ない都庁前駅については、2年連続で価格が下落した点に注目している。
なお都営地下鉄大江戸線全線(東新宿駅~光が丘駅)における中古マンションの平均坪単価は、408万円となった。前年と比較して、価格で12万円、比率で3.1%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/都営地下鉄大江戸線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1210