中古マンションの成約件数は8期連続で減少
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は7月18日、「季報 速報MarketWatchサマリーレポート(2023年4~6月期)」を発表した。
レポートによると4~6月期の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同期比1.9%減の8802件となり、8期連続の減少となった。
成約平米単価は、同6.0%上昇の71万1500円。12期連続で上昇している。
成約価格は同7.0%上昇の4556万円だった。2012年10~12月期から43期連続で前年同期を上回った。
地域別の成約件数と成約平米単価
地域別の成約件数は、「東京都区部」が前年同期比-1.2%減の3907件、「東京都多摩」は同1.1%減の806件、「横浜・川崎市」は同1.3%増の1511件、「神奈川県他」は同4.4減の585件、「埼玉県」は同6.9%減の943件、「千葉県」は同1.8%減の1050件となった。
成約平米単価は、「東京都区部」が同6.6%上昇の106万300円、「東京都多摩」は同0.1上昇の50万6700円、「横浜・川崎市」は同2.7%の59万8600円、「神奈川県他」は同6.9%上昇の40万7800円、埼玉県は同2.6%上昇の41万2000円、「千葉県」は同7.1%上昇の37万2300円だった。
なお、成約価格は「東京都区部」以外の地域が引き続き上昇し、「千葉県」は14期連続、「神奈川県他」は13期連続、「横浜・川崎市」は11期連続、「東京都多摩」と「埼玉県」は10期連続でプラスとなっている。
(画像は「季報 速報MarketWatchサマリーレポート(2023年4~6月期)」より)
季報 速報MarketWatchサマリーレポート(2023年4~6月期)- 公益財団法人 東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_202304-06.pdf