首都圏・近畿圏・中部圏の3エリアのランキング
2023年10月10日、株式会社LIFULLは、同社が運営する住宅・不動産ポータルサイト「LIFULL HOME’S」における2023年上半期の沿線賃貸物件問合せ数を路線ごとに集計し、前年からの増加率で比較した「賃貸物件の問合せが増えている鉄道路線ランキング」を発表した。
首都圏・近畿圏・中部圏の3エリアにおいて、それぞれランキングしたものだ。
首都圏の1位は「京急空港線」
首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の1位は、京急蒲田駅と羽田空港第1・第2ターミナル駅を結ぶ「京急空港線」で、駅別の前年比トップ3は、「天空橋(前年比191.7%)」「大鳥居(同130.1%)」「穴守稲荷(同121.1%)」だった。
京急空港線が1位になった理由としては、コロナ禍から航空需要が復調し、空港関係者の就業が戻りつつあることが考えられる。
近畿圏(大阪府・京都府・兵庫県)の1位は、京都駅と木津駅を結ぶ「JR奈良線」だった。JR奈良線は、2023年3月18日に14kmの第2期複線化事業を開業し、京都から城陽までが全て複線化したことにより利便性が向上している。
中部圏(愛知県、岐阜県、三重県)の1位は、桑名駅と揖斐駅を結ぶ「養老鉄道」で、問い合わせの多くを大垣市内の駅が占めていた。大垣市は65歳未満の単身世帯数が増加傾向であるため、賃貸住宅の需要も増加したと考えられる。
(画像はプレスリリースより)
株式会社LIFULLのプレスリリース
https://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00315/