部屋探しのオンライン内見実施率が2年連続で増加
リクルートの住まい領域の調査研究機関「SUUMOリサーチセンター」は9月29日、「2022年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)」を発表した。
2022年度に賃貸住宅へ入居した18歳以上の男女を対象に、動向やニーズを調査したもの。有効回答数は1,208件だった。
調査結果によると、見学した物件数は平均2.7件で、前年度の微増から再び低下に転じた。緩やかな減少傾向がみられる。
オンライン内見実施率は32.5%で、2年連続で増加した。内訳は、オンライン内見のみが22.7%、オンライン内見・対面での内見併用者が9.8%となっている。
オンライン上で行う賃貸契約(ITによる重要事項説明)の利用率も14.9%となり、前年度から上昇した。
「ピッキング対策の鍵」の満足度1位に上昇
設備に対する満足度では「24時間出せるゴミ置き場」が、7年連続で1位をキープ。これに加えて今回の調査では、「ディンプルキーなどのピッキング対策の鍵」も同率1位となった。
ペットの飼育ニーズも高まっている。現在ペットを飼っている人は18.2%だが、今後飼いたい人は44.5%を占めた。属性別に見ると、ファミリー、リモートワーク実施者や、家賃が高い人ほど、今後ペットを飼いたい割合が高くなっている。
また、魅力を感じるコンセプト賃貸住宅の1位は「防災賃貸住宅」、2位は「デザイナーズ賃貸住宅」、3位は「カスタマイズ・DIYができる」だった。
属性別の人をみると、男性社会人は「デザイナーズ賃貸住宅」、女性社会人と2人暮らしは「防災賃貸住宅」、ファミリーは「子育て世帯向け」、ペット飼育者は「ペットオーナー向け」となっている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社リクルートのプレスリリース
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