三鬼商事が11月のオフィスビル市況を発表
三鬼商事は12月7日、2023年11月時点の「オフィスマーケット」を発表した。
全国主要都市のビジネス地区における、最新のオフィスビル市況データである。
東京ビジネス地区の空室率は0.07ポイント低下
東京ビジネス地区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)における、11月の平均空室率は前月比0.07ポイント低下の6.03%だった。5か月連続で低下した。
解約の影響があったものの、大型空室に成約が進んだのが要因で、空室面積はこの1か月間で約4,000坪減少した。
新築ビルに限定すると、平均空室率は34.13%。前月比で3.75ポイント下げた。11月に完成した新築ビル3棟のうち、2棟が高稼働でオープンした。
既存ビルのみの空室率は、前月比0.09ポイント低下の5.27%だった。
東京ビジネス地区における1坪当たりの平均賃料は、前月比0.08%(15円)下落の1万9,726円となっている。
大阪ビジネス地区の空室率は0.02ポイント低下
大阪ビジネス地区(梅田、南森町、淀屋橋・本町、船場、心斎橋・難波、新大阪)の平均空室率は、前月比0.02ポイント低下し4.26%となった。
館内縮小や集約に伴う解約の影響が出たものの、ビジネス地区外や自社ビルからの移転、拡張移転などの成約の動きが見られた。下げ幅は小さいながらも、平均空室率は8か月連続で改善している。
大阪ビジネス地区における1坪当たりの平均賃料は、前月比0.20%(24円)上昇の1万1,978円である。
オフィスマーケット | 三鬼商事株式会社
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