アットホームが不動産ポータルに関する調査を実施
アットホーム株式会社(以下、アットホーム)は1月31日、サイトを利用し賃貸物件を探している全国ユーザーを対象に「不動産ポータルサイトに関する調査」を実施、その結果をとりまとめて公開した。
物件写真での注目ポイントや閲覧時間など、リアルな行動データを見ることができ、より効率良く入居者を獲得し、物件運用を改善していくための参考になる調査結果となっている。
調査は、2023年11月10日~11月13日の期間、不動産ポータルサイトを利用して賃貸物件を探している18~39歳の男女を対象に、インターネット・アンケート方式で行われた。有効回答者数は455人で、10~20代が230人、30大が225人となっている。
なお回答者の世帯属性は、一人暮らしが34.7%、二人暮らしが23.1%、三人以上暮らしは42.2%だった。
まず、不動産ポータルサイトで住まいを探す際、物件写真を見ているか尋ねたところ、「はい」が92.5%で圧倒的多数を占めた。「いいえ」は7.5%にとどまっている。
具体的に画像を確認する際、どんなところをチェックしているか、自由回答で答えてもらうと、居室の場合、コンセントの位置や窓の位置といった回答が多かったほか、フローリングのきれいさや部屋の形、壁の出っ張りといった回答もみられた。
バス空間では、清潔さや鏡の有無、排水口の位置がとくにチェックされており、トイレでは、収納棚の有無、温水洗浄便座の有無、ペーパーホルダーの高さなど、かなり細かな点まで見られていることが分かった。
キッチンでは、コンロの数のほか、IHなのかガスなのか、またまな板を置ける広さがあるかといった実用的ポイントがとくにチェックされている。
約8割は不動産会社の情報もある方が安心と回答
不動産ポータルサイトで住まいを探す際、不動産会社の情報を見ているか尋ねた結果では、「はい」は67.3%、「いいえ」が32.7%で、約3分の2が会社情報も確認した経験があった。
物件情報だけでなく、不動産会社の会社紹介など、情報が掲載されていた方が安心できると思うかどうかを尋ねると、「そう思う」が33.4%、「ややそう思う」が49.7%で約半数になり、この2つを合計すると、83.1%と8割超になった。
不動産会社についてもよく調べ、会社の信頼度をチェックして、安心できる会社を利用したいと考えていることが分かる。
不動産会社の情報として参考になると思うものが何かを尋ねた結果では、「不動産会社の店舗が取り扱っている物件数」が36.3%で最も多く、次いで「オンライン相談・内見・手続きの可否」の34.6%、「初期費用・家賃などのクレジットカード支払いの可否」と「駐車場の有無」の34.3%になった。
以下「不動産会社の店舗の営業日・営業時間」が34.0%、「最寄り駅から不動産会社の店舗までの行き方」で32.7%などと続いている。
時間的にはいつごろ不動産ポータルサイトをチェックしているのか、行動を尋ねた結果では、「平日21~24時」が46.8%と最も多く、2位は「平日19~21時」の35.2%だった。
土日祝日では、「土日祝日の21~24時」が32.3%、「土日祝日の19~21時」が32.1%でより拮抗している傾向がみられたものの、時間帯として占める割合が高いのは平日と同じになっている。
(画像はプレスリリースより)
アットホーム株式会社 プレスリリース
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