価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」
株式会社東京カンテイは、2024年3月28日、プレスリリース『中古マンション価格天気図』の同年2月版を発表した。
このリリースは、全国で中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を毎月集計し、その価格変動を天気マークで表示するもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で、「天気」の表示は行われている。
全国的には下落傾向が一服
今回の発表によると、2024年2月は「晴」が8地域で前月から変わらず、「薄日」は15地域から18地域に増加した。「曇」は13地域から10地域に、「小雨」は10地域から8地域に、それぞれ減少。「雨」は、1地域から3地域に増加している。
同月に天候の改善を示した地域の数は、7地域から12地域に増加。横ばいは32地域から24地域に減少し、悪化は8地域から11地域に増加した。同月の「天気」について同社は、全国的には下落傾向が一服したと考察。しかしその一方で、北海道や宮城県など地方主要4道県における「天気」の悪化にも注目している。
元データの70平米換算価格も考察
『中古マンション価格天気図』の発表では、「天気図」の元データとなる都道府県別中古マンション70平米換算価格についても考察が行われている。
2024年2月の首都圏は、前月比プラス0.7%で上昇を果たし、中でも神奈川県は1.1%の上昇をマーク。
近畿圏も、中心府県が全て上昇したことで圏全体としても0.9%の上昇を達成した。中部圏も、4県揃って上昇したことで圏平均は0.9%の上昇を示している。
(画像はプレスリリースより)
2024年2月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202402.pdf