近畿圏不動産流通機構による市場動向レポート
2024年4月19日、「近畿レインズ」を運営する公益社団法人近畿圏不動産流通機構は、市況トレンド「2024年1~3月期の近畿圏市場」を公表した。
2024年1~3月期の近畿圏(大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県)における、不動産流通市場に関するレポートだ。
中古マンションの平均成約価格は15期連続で上昇
2024年1~3月期における近畿圏の中古マンション成約件数は、前年同期比3.9%増の4,399件で2期連続の増加となった。
また新規登録件数は前年同期比14.2%増の17,751件となり、近畿圏の対象12地域中7地域において成約件数が増加し、中でも大阪市は2ケタ増が続いた。
中古マンションの平均成約価格は、前年同期比プラス8.5%の2,990万円と15期連続で上昇となり、新規登録価格は前年同期比0.4%増の2,784万円だった。
対象12地域中8地域が前年比で上昇し、最も高い大阪市は3,909万円で15年10~12月期から33期の連続で前年同期を上回る結果となった。
一方、中古戸建住宅の成約件数は、前年同期比21.1%増の3,003件で5期連続の増加、新規登録件数は前年同期比24.5%増の12,317件となった。対象の全12地域で成約件数が増加し、大阪市・神戸市・京都市では前年比で20%超の増加となっている。
中古戸建住宅の成約価格は2,400万円(前年同期比プラス0.6%)と14期連続で上昇し、新規登録価格は前年同期比0.8%減の2,713万円だった。対象12地域中の5地域が前年比で上昇、中でも大阪市は6期連続、京都市は5期連続での上昇となった。
(画像はプレスリリースより)
公益社団法人近畿圏不動産流通機構のプレスリリース
https://www.kinkireins.or.jp/