主要都市圏/主要都市別の平均価格として算出
株式会社東京カンテイは、2024年5月9日、同年4月の新築木造一戸建て住宅平均価格を発表した。
この「価格」は、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計した上で、主要都市圏/主要都市別の平均価格として算出されたもの。同社はこの「価格」を、推移の考察と共に毎月発表している。
東京都だけが下落した首都圏
今回の発表によると、2024年4月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス2.5%の4540万円となった。同圏では、東京都が反転下落を示したものの、千葉県と埼玉県は共に上昇へ転じ、神奈川県は連続上昇を達成。この影響で圏全体の上昇率が拡大し、連続上昇を果たすに至っている。
同月の近畿圏では、新築一戸建て住宅の平均価格が前月比マイナス1.5%の3665万円となった。同圏では、大阪府がプラス0.1%と僅かながらも3ヵ月連続で上昇し、京都府はプラス2.1%で反転上昇をマーク。しかし兵庫県がマイナス3.1%ので下落に転じたことが影響し、圏全体としても再び下落に転じている。
中部圏、前月比マイナス9.0%で大幅下落
2024年4月の中部圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス9.0%の3384万円と大幅に下落した。この下落について同社は、前月からの反動によるものと考察。愛知県もマイナス0.6%の3538万円で下落に転じたが、前年同月比はプラスの水準を維持した。
宮城県の平均価格は、前月比マイナス0.2%の3387万円となった。分譲戸数は大幅に増加したものの、前月比でも前年同月比でもマイナスの状況が続いている。福岡県は、前月比プラス2.2%の3626万円で2ヵ月連続上昇をマーク。福岡市内の分譲が好調であり、その影響で県全体の分譲戸数も500戸を超えている。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 4月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202404.pdf