都内オフィスビル592棟の空室フロア状況を調査
株式会社ヒトカラメディアは、2021年5月20日、『都心オフィス坪単価賃料マップ』の2021年5月版を公開した。
同社は、オフィス移転サポートやビルオーナー支援などを手がける企業。同マップは、東京都内に立地する100坪~300坪の賃貸オフィスビル592棟の空室フロア状況を調査した結果をまとめた内容となっている。
賃貸オフィス市場に大きな影響をおよぼすコロナ禍
今般のコロナ禍を受け、首都圏の企業は感染防止の観点から「出社率7割減」が推奨され、リモートワークの推進が求められている。こうした動きは賃貸オフィス市場にも大きな影響をおよぼしており、賃料の相場に変化が生じるようになった。こうした変化の実態を明らかにすべく、『都心オフィス坪単価賃料マップ』は制作されている。
同マップ制作にあたり同社は、都内の100~300坪のビルを中心とする形で賃貸オフィス市場の情報調査と動向分析を実施。また、同エリア内でもグレードの違いや築年数によって相場価格が大きく変動するため、「築浅・S級ビルを含めた坪単価MAP」「築浅・S級ビルを除いた坪単価MAP」の2種類を作成している。
五反田エリアの再熱ぶりなどに注目
『都心オフィス坪単価賃料マップ』において同社は、築10年未満の物件やハイグレードオフィスにおける空室増加などが、相場を引き上げていると考察。エリア的には、再開発が進む虎ノ門・神谷町エリアでの相場上昇や、渋谷・新宿エリアでの空室増加、五反田エリアの再熱ぶりなどに注目している。
(画像はプレスリリースより)
都心オフィス坪単価マップを公開!(2021年5月版) - 株式会社ヒトカラメディア
https://hitokara.co.jp/posts/20210520-office-price-map