価格の上昇は「晴」、下落は「雨」で表示
株式会社東京カンテイは、2021年4月27日、同年3月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この「天気図」は、全国の中古マンション(ファミリータイプ)流通事例価格を集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で表示されている。
上昇し続けている三大都市圏の中古マンション価格
2021年3月度の『中古マンション価格天気図』によると、同月は「晴」が20地域から28地域に増加し、8ヵ月連続で最多を示すに至った。その一方で、天候が改善した地域数は17地域から12地域に減少し、悪化は5地域から8地域に増加。「雨」が2地域から3地域に増加し、「小雨」もまた4地域から7地域に増加している。
同月度の動きとして同社は、三大都市圏における中古マンションの価格が前月から上昇し続けていることを指摘。特に首都圏は1都3県の全てが上昇達成により「晴」を示しており、上昇率も3.3%に到達。近畿圏もまた、2府4県の全てが「晴」を示している。
中古マンション価格は全国的に上昇傾向
今回の結果において、強含みの傾向は地方中枢4都市においても現れた。北海道・宮城県・広島県・福岡県では、その全てが「晴」をマークしたことに同社は注目。東北・北関東・九州地方の一部では天候の悪化が見られるものの、全国的に中古マンション価格は上昇傾向にあると考察している。
(画像はプレスリリースより)
2021年3月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202103.pdf