首都圏/近畿圏/中部圏/福岡県の平均価格を算出
株式会社東京カンテイは、2021年6月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年5月版を発表した。
同リリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件を対象として、首都圏/近畿圏/中部圏/福岡県での平均価格を算出したもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
2ヵ月連続で下落を示した首都圏
今回発表されたリリースによると、2021年5月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3673万円となった。前月比ではマイナス1.2%となり、2ヵ月連続で下落を示している。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス2.6%の4479万円、埼玉県はマイナス1.8%の3281万円となり、共に3ヵ月ぶりに下落へ転じた。神奈川県は、マイナス0.1%の3915万円となり、2ヵ月連続で下落。一方、千葉県はプラス0.1%の3189万円となり、上昇へ転じている。
首都圏の動きについて同社は、コロナ禍による蔓延防止等重点措置や緊急事態宣の発出が影響したと考察。分譲戸数の再減少や価格の弱含み傾向が続く点にも注目している。
緊急事態宣言が影響した近畿圏
2021年5月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3181万円となった。前月比ではマイナス2.1%となり、下落へ転じている。同圏では、主要府県がいずれも下落。この動きの原因として同社は、やはり緊急事態宣言の影響を指摘している。
中部圏は、前月比プラス1.9%の3144万円となり、4ヵ月ぶりに上昇へ転じた。愛知県もプラス2.5%の3357万円となり、2ヵ月連続の上昇を達成。共に上昇基調へ戻る動きを見せている。
福岡県は、前月比プラス4.7%の3185万円となり、反転上昇をマーク。前年同月比もプラス2.0%を示した。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 5月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202105.pdf