『アットホーム』のデータを対象として実施
アットホーム株式会社は、2021年4月における全国主要都市の賃貸マンション・アパート募集家賃動向を調査し、その結果概要を同年5月25日に発表した。
この調査は、不動産情報サイト『アットホーム』のデータを対象として実施されたもの。面積帯については、30平米以下を「シングル向き」、30平米~50平米以下を「カップル向き」、50平米~70平米以下を「ファミリー向き」、70平米超を「大型ファミリー向き」と分類している。
大型ファミリー向きマンションの上昇が顕著
今回の発表によると、2021年4月におけるマンションの平均募集家賃は、東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県の全面積帯において前年同月の数値を上回った。特に大型ファミリー向きマンションの上昇が顕著であり、全9エリア中8エリアで前年同月を上回り、神奈川県・千葉県・名古屋市・福岡市では2015年1月以降の最高値を更新している。
平均募集家賃の前年同月比上昇率について、「シングル向き」で最も高かったのはプラス2.2%の神奈川県だった。「カップル向き」ではプラス3.0%の千葉県が、「ファミリー向き」はプラス4.8%でまた千葉県が、そして「大型ファミリー向き」ではプラス14.7%で神奈川県が、それぞれトップの上昇率を示している。
アパート、首都圏の上昇が目立つ
2021年4月におけるアパートの平均募集家賃については、首都圏の上昇が目立つ結果となった。同圏では、5エリア全てのいずれの面積帯も、前年同月度を上回る数値をマークしている。
なお、「シングル向き」のアパートで最も高い前年同月比上昇率を示したのは、プラス7.3%の千葉県だった。
(画像はプレスリリースより)
「アットホーム調べ」
2021年4月 全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向 - アットホーム株式会社
https://athome-inc.jp/