現状価格は、2020年12月から2021年2月に集計
株式会社東京カンテイは、2021年6月1日、JR総武本線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年12月から2021年2月にかけて実施されている。
船橋駅/津田沼駅/四街道駅、前年比2桁の上昇
今回の発表によると、JR総武本線全線(東京駅~四街道駅)における中古マンションの平均坪単価は、163万円となった。前年と比較すると、価格で6万円、比率で3.4%の上昇を果たしている。事例数は前年より69件減って2388件となり、平均築年数は24.1年から24.6年へと伸張。平均専有面積は、64.24平米から64.76平米へ拡大した。
同路線において駅別中古マンション価格が最高値を示したのは、483万円の東京駅。次いで高値をマークしたのは、築浅物件の取引が多い馬喰町駅だった。千葉県内でも、船橋駅/津田沼駅/四街道駅が前年比2桁の上昇を果たしており、特に船橋駅と津田沼駅は事例数の増加が顕著となっている。
新日本橋駅と東千葉駅だけは前年比マイナス
総武本線は今回、概ねどの駅も坪単価が上昇した。しかし、新日本橋駅と東千葉駅の2駅だけは前年比マイナスを示している。
特に新日本橋駅は、前期比5.8%の減少となっており、また前年度に続く形でマイナスを示す結果となった。しかし同社は同駅エリアについて、事例数が15件(前年14件)と少ない点を指摘。今回の結果は、個別事例の影響が大きく反映されたためと考察している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR総武本線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/896