駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年6月29日、 京成本線・日暮里駅~海神駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年12月から2021年2月にかけて実施されている。
築浅物件が増加した日暮里駅
今回の発表によると、 京成本線の日暮里駅~海神駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、284万円の日暮里駅となった。同駅エリアは、前期から5.4年も築浅化が進み、事例数も増加。活発な取引が行われたため、前年の下落から一転して17.8%の上昇を果たしている。
同様に築浅物件の取引が増加した駅として同社は、京成高砂駅と京成小岩駅の動きに注目。両駅エリアは共に前年の数値が141万円であったが、今期においては京成高砂駅が156万円、京成小岩駅は158万円をマークするに至った。揃って10%台の上昇を達成している。
全線の中古マンションの平均坪単価は138万円
一方、大きく築古化が進んだ駅として同社は、海神駅の動きにも注目。同駅エリアは、平均築年数が25.0年から35.1年へと上昇し、平均坪単価も2桁のマイナスを示している。
なお京成本線全線(日暮里駅~京成成田駅)における中古マンションの平均坪単価は、前年比7.4%プラスの138万円となった。事例数は前年より16件減って1778件、平均築年数は27.1年から27.3年へ上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京成本線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/905