駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年8月31日、都営地下鉄新宿線・新宿駅~森下駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年4月から6月までの3ヵ月間に実施されている。
馬喰横山駅と浜町駅、20%台の上昇
今回の発表によると、都営地下鉄新宿線の新宿駅~森下駅間において平均坪単価が最高値をマークしたのは、508万円の神保町駅だった。同駅エリアは前年から15.5%もの大幅上昇を果たしたが、同社は事例数の少なさ(26件)により個別事例の影響が強く出たと考察。平均築年数が10.9年から18.0年へと築古化した点も、併せて指摘している。
同社はまた、同区間が今期において全駅が上昇を達成した点にも注目。新宿駅と新宿三丁目駅は共に5%台の上昇をマークし、2桁上昇を前年から維持した市ヶ谷駅は価格が400万円台半ばにまで迫っている。さらに馬喰横山駅と浜町駅については、それぞれ20%台もの上昇を果たした。
全線における平均坪単価は、277万円
都営地下鉄新宿線は、東京都心の新宿と千葉県市川市の本八幡を結ぶ路線であり、京王線/京王新線とも相互乗り入れを行っている。
なお同線全線における中古マンションの今期の平均坪単価は、277万円となった。前年と比較すると、価格で32万円、比率で13.1%の上昇をマーク。事例数は前年より606件増えて1895件となり、平均築年数は25.0年から23.9年へ若返っている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/都営地下鉄新宿線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/929