中古マンションの売り希望価格から算出
株式会社東京カンテイは、2021年8月24日、都営地下鉄三田線・西巣鴨駅~西高島平駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年4月から6月までの3ヵ月間に実施されている。
9駅が下落からの回復を達成
今回の発表によると、西巣鴨駅~西高島平駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、252万円の西巣鴨駅だった。同駅エリアは、前年度には238万円にまで下落していたが、今期は大幅な回復と上昇を果たしている。
今期の同区間では、全12駅が上昇を果たすという好調ぶりを示しており、西巣鴨駅と同様に下落からの回復を達成する駅も9駅に達した。中でも、築浅物件の取引が増えた本蓮沼駅は前年のマイナス8.4%からプラス15%へと転じ、214万円をマーク。蓮根駅も、前年のマイナス3.9%から2桁上昇して194万円に達している。
前年に大幅な下落を示した新高島平駅も回復
同区間では今期、隣接する新板橋駅/板橋区役所前駅/板橋本町駅の3駅も8%台の上昇を達成。また、前年にはマイナス19.1%と大幅な下落を示した新高島平駅も、プラス3.5%となる118万円にまで回復を果たしている。
なお都営地下鉄三田線全線(目黒駅~西高島平駅)の中古マンション価格は、306万円となった。前年と比較すると、金額で29万円、比率で10.3%の上昇をマークしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/都営地下鉄三田線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/928