三大都市圏の中古マンション価格は順調に推移
東京カンテイは7月20日、「2021年6月の中古マンション価格」を発表した。
三大都市圏および主要都市の中古マンション価格を、70平方メートルに換算して月別の推移をまとめたデータである。
これによると首都圏の中古マンション価格は全体的に堅調に推移しており、前月比+1.7%の4,114万円。2か月連続で上昇した。
地域別では、東京都が前月比+0.7%の5,711万円となり、12か月連続で上昇している。
神奈川県は前月比+2.8%の3,096万円。千葉県は前月比+2.0%の2,291万円。どちらも2%以上と、比較的大きな伸びを見せている。
また埼玉県も前月比+1.1%の2,465万円となり、3か月ぶりに上昇へと転じた。首都圏全域で価格水準が押し上がっている。
近畿圏は8か月連続、大阪府は5か月連続で上昇
近畿圏の中古マンション価格は、大阪エリアがけん引する形で前月比+0.6%の2,579万円となり、8か月連続で上昇した。
地域別では大阪府が前月比+2.1%の2,829万円と、5か月連続で上昇しており、上昇率も拡大傾向にある。
一方、兵庫県は前月比-0.4%の2,230万円と、小幅ながら先月に引き続き下落した。
中部圏の中古マンション価格は前月比+1.3%の2,073万円。愛知県では+0.4%の2,170万円となり、そろって上昇したのは2か月ぶりとなる。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/c202106.pdf