駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年7月20日、つくばエクスプレス線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年12月から2021年2月にかけて実施されている。
最高値をマークしたのは、381万円の秋葉原駅
つくばエクスプレス線は、東京都内・山手線のターミナル駅である秋葉原駅を起点として茨城方面へ進み、柏の葉キャンパス駅へと至る路線。
今回の発表によると、同路線全線における中古マンションの平均坪単価は、前年比プラス1.6%の203万円となった。事例数は前年よりも16件減って1224件となり、平均築年数は16.7年から17.4年と上昇している。
同区間で最高値をマークしたのは、381万円の秋葉原駅だった。同駅から北千住駅までの区間は都心へのアクセスが良く、今期は概ね上昇傾向をマーク。特に新御徒町駅は、前年比12.3%の上昇を果たしている。
177万円をマークした柏の葉キャンパス駅
今期の同路線では、柏の葉キャンパス駅も大きく上昇。同駅エリアは、築浅物件の取引が増えたことが影響し、前期比14.2%プラスとなる177万円をマークした。
また八潮駅と三郷中央駅は、揃って11%の上昇を果たした。しかしこの動きについて同社は、事例数が60件前後と少ない点を指摘し、個別事例の影響を受けたと考察している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/つくばエクスプレス線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/914