現状価格は2020年12月~2021年2月に集計
株式会社東京カンテイは、2021年7月27日、JR山手線・東京駅~新大久保駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2020年12月から2021年2月にかけて実施されている。
大半の駅が上昇
JR山手線は、東京都心部を走る環状線であり、東京駅/品川駅/新宿駅/渋谷駅といった全国でもトップクラスの利用者数を誇るターミナル駅を数多く擁している。
今回の発表によると、同線の東京駅~新大久保駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、501万円の東京駅だった。同駅エリアは、前年の489万円から順調な上昇を果たしてる。
今期の同区間では大半の駅が上昇をマークしており、品川駅/恵比寿駅/渋谷駅/代々木駅/新大久保駅は2桁の上昇を達成。特に新大久保駅は、事例数も増えて前期比プラス12.7%の上昇を果たし、区間内で最大の上昇率を示した。
山手線全線の平均坪単価は、356万円
一方、事例数が489件で区間内最多となった目黒駅は、価格については前期比プラス1.1%に留まり、ほぼ横ばいとなった。また浜松町駅は、築古物件の取引が増えたことが影響し、マイナス9%の下落を示している。
なおJR山手線全線(品川駅~東京駅~品川駅)における中古マンションの平均坪単価は、356万円となった。前年と比べて、価格で24万円、比率で7.1%の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR山手線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/915