駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年9月28日、都営地下鉄大江戸線・赤羽橋駅~光が丘駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年4あから6月までの3ヵ月間に実施されている。
青山一丁目駅、前年比マイナスでも区間トップ
今回の発表によると、都営地下鉄大江戸線の赤羽橋駅~光が丘駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、659万円の青山一丁目駅だった。同駅エリアは、前年比では4.2%のマイナスとなったが600万円台は維持し、区間トップの座を依然として守っている。
青山一丁目駅の他にも同区間では、東京都港区内に位置する赤羽橋駅が前年比1.8%マイナス、また六本木駅が3.3%マイナスで、共に下落した。その一方、都庁前駅は48.5%もの上昇を達成。中野坂上駅/落合南長崎駅/新江古田駅/豊島園駅/光が丘駅もまた、2桁におよぶ上昇を果たした。
都庁前駅の大幅上昇は、個別事例の影響か
今期における同区間の動きについて同社は、前年比の増減幅が大きい点に注目。同時に都庁前駅の大幅上昇については、事例数が11件と極端に少ないため個別事例の影響を大きく受けた可能性を指摘している。
なお都営地下鉄大江戸線全線(光が丘駅~新宿駅〈放射部〉/新宿駅~都庁前駅〈環状部〉)における今期の平均坪単価は、376万円となった。前年と比較して、価格で28万円、比率で8.1%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/都営地下鉄大江戸線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/940