「雨」は横ばい、「曇」は4地域増加
東京カンテイは10月26日、2021年9月の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国の中古マンション(ファミリータイプ)の価格を月ごとに集計し、変動の様子を「天気マーク」で表示したレポートです。
価格が上昇傾向を示していれば「晴」、やや上昇傾向であれば「薄日」、足踏み状態であれば「曇」、やや下落傾向であれば「小雨」、下落傾向を示していれば「雨」の天気マークで表示されている。
9月の価格天気図によると、「晴」は前月比2地域増加の25地域、「雨」は前月と変わらず2地域、「曇」は4地域増加の6地域、「小雨」は1地域減少の6地域、「薄日」も1地域減少の8地域となった。
全国で天候が「改善」した地域数は、前月の6地域から3地域に減少。横ばいは38地域から37地域に減少。悪化は3地域から7地域に増加している。47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は、12地域から20地域へと大きく増加した。
首都圏の70平米換算価格は前月比1.5%上昇の4305万円
【三大都市圏】における中古マンションの70平米換算の価格は、次の通りとなった。
首都圏は前月比1.5%上昇の4305万円。都県別でみると、東京都が同0.8%上昇5876万円、神奈川県が同01%上昇の3204万円、埼玉県が同1.8%上昇の2619万円、千葉県が同1.8%上昇の2384万円。すべてのエリアで上昇した。
近畿圏は、同0.7%上昇の2653万円。県別では大阪府が同1.2%上昇の2893万円、兵庫県が0.4%上昇の2304万円と上昇したが、京都府は同0.7%下落の3248万円となり、前月に引き続き中心府県では唯一下落している。
郊外部は滋賀県が2.4%下落の2355万円、奈良県は1.2%上昇の1439万円、和歌山県は0.6%下落の1343万円となっている。
中部圏は同0.2%下落の2137万円となった。県別では愛知県が0.5%下落の2253万円、静岡県が1.7%上昇の1796万円、岐阜県は2.7%下落の1584万円、三重県は5.9%下落の1747万円だった。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202109.pdf