駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年11月2日、東京メトロ東西線・中野駅~木場駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格から、駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年4月から6月までの3ヵ月間に実施されている。
今期は1桁台の価格上昇を見せた駅が多い
今回の発表によると、東京メトロ東西線の中野駅~木場駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、394万円の飯田橋駅だった。同駅エリアは、前年の355万円と比較して11.0%もの上昇を達成。同区間においては唯一となる2桁台の価格上昇を果たしている。
今期の同区間では1桁台の価格上昇を見せた駅エリアが多く、茅場町駅と門前仲町駅はそれぞれ273万円と252万円で5%台の上昇をマーク。前期は12%ものマイナスを示していた九段下駅も、今期は361万円でプラスに転じた。一方、築古化が進んだ神楽坂駅はマイナス0.8%で下落へ転じている。
全線における中古マンション価格は、226万円
なお東京メトロ東西線全線(中野駅~西船橋駅)における中古マンション価格は、226万円となった。前年と比較して、価格で23万円、比率で11.3%の上昇を果たしている。事例数は前年から1261件減って3106件となり、平均築年数は29.4年から29.5年へとやや伸張。平均専有面積は、61.51平米から57.81平米へ縮小している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ東西線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/955