駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年10月26日、東京メトロ千代田線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線の駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年4月から6月までの3ヵ月間に実施されている。
北千住駅は12.0%、代々木上原駅は15.4%も上昇
今回の発表によると、東京メトロ千代田線全線(代々木上原駅~北綾瀬駅)における中古マンションの平均坪単価は、336万円となった。前年度と比べて、価格で6万円、比率で4.3%の上昇を果たしている。事例数は前年より373件減って2029件となり、平均築年数は24.1年から25.8年へ伸びた。
今回、同路線にて中古マンション価格が最高値をマークしたのは、567万円の赤坂駅。同駅エリアは、前年の510万円から大幅に上昇し、上昇率は11%に達した。他にも大幅な上昇を示した駅エリアは多く、北千住駅は12.0%、代々木上原駅は15.4%もの上昇を果たしている。
唯一下落を示したのは、534万円の表参道駅
同路線は、JR常磐線や小田急小田原線とも相互乗り入れしており、北綾瀬駅では数年前から直通運転も開始された。その北綾瀬駅周辺では近年取引事例が増加しており、平均坪単価も今期は前年比プラス4.3%となる146万円となっている。
今期の同路線で唯一下落を示したのは、534万円の表参道駅だった。同駅エリアは、築古物件の取引増加が影響して前期比マイナス3.6%で下落へ転じている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ千代田線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/950