11月の分譲マンションの賃料動向を発表
東京カンテイは12月16日、2021年11月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。
同社のデータベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の募集賃料を、1平米単位に換算したデータである。
千葉県の賃料が前月比2.2%上昇
発表によると、11月の首都圏における分譲マンション賃料は、前月と横ばいの3,307円。前月に引き続き、3,300円台の高い水準を維持している。
都県別の賃料をみると、東京都が前月比0.4%下落の3,723円。2か月連続でのマイナスとなった。神奈川県は前月比0.3%下落の2,385円、埼玉県は前月比1.0%下落の1,766円。千葉県のみ前月比2.2%上昇を示し、1,783円となっている。
近畿圏は2か月連続で上昇、中部圏は堅調に推移
近畿圏の分譲マンション賃料は、前月比1.2%上昇の1,988円。主要エリアが全体を押し上げる形で、2か月連続の上昇となった。
大阪府は前月比1.9%上昇の2,173円、兵庫県は前月比1.1%上昇の1,699円である。
中部圏の賃料は、前月比0.8%上昇の1,875円だった。愛知県は前月比0.5%上昇の1,909円。どちらも反転上昇となった。当月と平均築年数が同水準だった8月や10月に比べても賃料が上回っており、正味トレンド自体が堅調に推移しているとみられる。
(画像はプレスリリースより)
株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/T202111.pdf