新築木造一戸建て住宅の平均価格、首都圏は依然として上昇傾向

株式会社東京カンテイは、2022年1月11日、2021年12月における新築木造一戸建て住宅の平均価格を発表した。

ここでの「価格」は、「敷地面積が100～300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件を対象として集計／算出されたものであり、主要都市圏／主要都市別にその推移も考察されている。

今回の発表によると、2021年12月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4057万円となった。前月比はプラス1.0％となり、3ヵ月連続の上昇を果たしている。

都県別に見た場合、東京都は前月比プラス1.4％の5073万円、神奈川県はプラス0.3％の4311万円となり、共に3ヵ月連続の上昇を達成。また埼玉県は、プラス1.6％の3537万円で反転上昇をマークしている。一方、千葉県はマイナス0.3％の3467万円となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じた。

首都圏の動きについて同社は、依然として上昇傾向にあると考察している。

2021年12月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、3354万円となった。主要府県がいずれも上昇したことで、圏全体としても前月比プラス1.6％の上昇を達成している。

中部圏は、前月比マイナス0.1％の3239万円となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じた。しかし前年同月比についてはプラス5.1％と大幅に上昇。愛知県は、前月比／前年同月比ともプラスの3487万円をマークしている。

福岡県は、前月比プラス1.0％となる3356万円で6ヵ月連続の上昇を果たした。前年同月比も、プラス6.9％に達している。

（画像はプレスリリースより）




主要都市圏・主要都市別／新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 12月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202112.pdf