価格の上昇傾向を「晴」、下落傾向を「雨」で表示
株式会社東京カンテイは、2021年12月28日、同年11月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。
この「天気図」は、中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を全国で毎月集計し、価格変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で、表示は行われている。
天候改善地域、7地域から4地域に減少
今回の発表によると、2021年11月は「晴」を示した地域数が26地域から22地域に減少した。一方、「雨」は1地域から4地域に増加。「曇」は9地域から8地域に、「小雨」は5地域から2地域にそれぞれ減少し、「薄日」は6地域から11地域に増加している。
同月において、天候が改善した地域数は7地域から4地域に減少し、横ばいも36地域から33地域に減少。悪化は4地域から10地域に増加した。また前月比価格が下落した地域数も15地域から23地域に増加し、地方都市では特に下落傾向の都市が増える結果となっている。
価格の高い都市中心部に事例が集中
この「天気図」の元データとなった中古マンションの70平米価格では、首都圏は前月比1.4%、近畿圏は同0.6%の上昇を果たした。しかし中部圏は同0.7%の下落となり、また東北/北関東/九州は下落傾向を強めている。
「天気図」において同社は、地方都市の下落傾向に注目し、価格の高い都市中心部に事例が集中する傾向が続いている点も指摘している。
(画像はプレスリリースより)
2021年11月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202111.pdf