駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2021年12月21日、東京メトロ有楽町線・辰巳駅~江戸川橋駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年4月から6月までの3ヵ月間に実施されている。
区間内の全ての駅が前年の価格を上回った
今回の発表によると、東京メトロ有楽町線の辰巳駅~江戸川橋駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、528万円の永田町駅となった。同駅エリアは、前年比10.2%の増加を達成。しかし、事例数が20以下と少ないため個別事例の影響が出た可能性を同社は指摘している。
今期の同区間は上昇傾向にあり、全ての駅が前年の価格を上回った。特に豊洲駅や月島駅といったエリアは、タワーマンションの供給が相次いでいることも影響し、大幅な上昇を達成。築浅化が進んでいる市ヶ谷駅や飯田橋駅も、前年に続く形で2桁の上昇を果たしている。
有楽町線全線の平均坪単価は327万円
同区間では、銀座一丁目駅もまた前年比15.1%の上昇を果たした。ただこの上昇については、永田町駅と同様に事例数の少なさから個別事例の影響が出た可能性を同社は指摘している。
なお東京メトロ有楽町線全線(辰巳駅~和光市駅)における中古マンションの平均坪単価は、327万円となった。前年と比較して、価格で34万円、比率で11.5%の上昇を達成している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ有楽町線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/973