条件を満たす新築木造物件の価格を集計
株式会社東京カンテイは、2022年2月7日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年1月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計し、エリアごとの平均値を算出するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
首都圏、4ヵ月連続の上昇を達成
今回の発表によると、2022年1月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4093万円となった。前月比ではプラス0.9%となり、4ヵ月連続の上昇を達成している。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス3.7%となる4885万円を示し、4ヵ月ぶりに下落へ転じた。しかし、神奈川県はプラス0.7%の4340万円で4ヵ月連続上昇を果たし、千葉県はプラス1.5%の3520万円で反転上昇を達成。埼玉県もプラス2.2%の3616万円と2ヵ月連続上昇をマークしている。
中部圏/福岡県/宮城県が好調
2022年1月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス2.1%の3283万円となった。大阪府と兵庫県の下落が影響し、4ヵ月ぶりに下落へ転じている。
中部圏は、プラス1.0%の3272万円で反転上昇を達成。愛知県もプラス0.7%の3510万円をマークし、3ヵ月連続上昇を果たしている。福岡県は、プラス1.6%の3409万円で、7ヵ月連続上昇をマーク。また前年同月比もプラス8.8%を示した。
なお同社は今回、宮城県が前月比プラス13.0%/前年同月比プラス14.8%の3392万円となり、大きく反転上昇したことに注目している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 1月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202201.pdf