エリアごとに平均価格を算出し、推移を考察
株式会社東京カンテイは、2022年3月10日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年2月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計し、エリアごとに平均価格を算出すると共にその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
東京都、前月比プラス8.9%
今回の発表によると、2022年2月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4141万円となった。前月比ではプラス1.2%をマークし、5ヵ月連続の上昇を果たしている。
都県別に見た場合、東京都は前月比プラス8.9%の5320万円となり、反転上昇を達成。しかし神奈川県はマイナス0.1%の4336万円となり、下落幅こそ小さいものの5ヵ月ぶりの反転下落を示した。また、埼玉県はマイナス0.8%の3587万円で、千葉県もマイナス2.6%の3429万円で、共に下落へ転じている。
宮城県と福岡県、前年同月比が大幅プラス
2022年2月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス1.9%の3346万円となった。大阪府/兵庫県の上昇が圏全体の平均価格を押し上げ、反転上昇と共に2021年12月の価格水準回復も果たしている。
中部圏は、前月比プラス0.3%の3282万円となり、2ヵ月連続上昇を達成。愛知県もプラス0.6%の3531万円で4ヵ月連続の上昇をマークしている。
宮城県は前月比マイナス6.3%の3180万円となったが、前年同月比はプラス9.6%と大幅に上昇。福岡県も前月比ではマイナス3.4%の3293万円となったが、前年同月比はプラス5.0%を示している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 2月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202202.pdf