「リ・バース60」の利用実績を発表
住宅金融支援機構は2月25日、2021年10月~12月分の「リ・バース60」の利用実績などを公表した。
「リ・バース60」は満60歳以上を対象とした、住宅融資保険付きのリバースモーゲージ型住宅ローン。
リバースモーゲージ型住宅ローンは自宅を担保にすることで、月々の返済が利息のみとなるローン。利用者が死亡した場合に相続人が残債分を一括返済するが、返済できない場合は対象物件を売却するなどして完済できるのが特徴だ。
報告によると、2021年10月~12月における「リ・バース60」の付保申請戸数は458戸。前年同期比で44.0%増加している。このうち付保実績戸数は350戸で同41.7%増した。付保実績金額は、同32.4%増の47億4,000万円だった。
使用用途最多は「注文住宅」
「リ・バース60」借り入れ申込者の属性をみると、平均年齢は69歳、平均年収が414万円となっている。職業は「年金受給者」が最も多く、全体の50.2%を占める。次いで「会社員」の23.6%、「個人経営」の6.8%と続いた。
資金の使用用途は「注文住宅」が31.2%と最多。次いで「借換え」の21.8%、「新築マンション」の21.6%となっている。
資金計画をみると、平均所要額は2,909万円、平均融資額は1,622万円。毎月の平均返済額は、3.5万円である。また利用タイプは、ノンリコース型が100%となっており、リコース型は0%だった。
(画像はプレスリリースより)
独立行政法人 住宅金融支援機構のプレスリリース
https://www.jhf.go.jp/files/400359593.pdf