過去最大大型案件の組成用不動産取得完了で達成
株式会社FPGは18日、不動産ファンド事業における累計組成額が1,000億円を突破したことを発表した。同日に公表した、過去最大の大型案件となる組成用不動産(Premium Asset Series)の取得完了によって達成されたという。
FPGでは、自社グループのシナジーを発揮した商品設計を強みに、不動産ファンド事業を拡大させてきた。中でも不動産小口化商品「Premium Asset Series」は、自社が完全子会社とする株式会社FPG信託の信託機能を活かした商品で、都心一等地の優良不動産へ1,000万円からの小口投資が行える。
資産運用とともに資産承継を目的として不動産投資を行う顧客らを中心に、人気となっているそうだ。
近年、FPGの不動産ファンド事業は急激な成長を遂げており、2018年9月末には累計組成額273億円であったところ、翌年の9月末には402億円に、2020年9月末では442億円となり、2021年9月末には790億円まで伸びていた。
そして今回、新たに取得を完了した物件の分を加えることで、FPGの不動産ファンド事業累計組成額は1,110億円となり、ついに1,000億円を超える規模になっている。
新規取得は東京都港区南青山の物件
FPGが新たに取得を完了させたのは、東京都港区南青山の店舗・オフィス・共同住宅が融合する不動産物件。東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道」駅A5出口から徒歩4分に立地する。
物件名称は「Bleu Cinq Point」で、商品名称は「FPG南青山ブルーサンクポイント」になるという。2002年1月に竣工を迎えた物件で、3棟の建物から成る点が特徴的だ。
店舗用フロアでは、ラグジュアリーブランドの路面旗艦店が約90メートルにわたり立ち並び、重厚な天然石とガラス張りの統一感ある美しい外観で、高級感と存在感を放っている。
上階は住居で高い天井に吹き抜けのある部屋、ルーフバルコニーを特徴とする開放感のある造りで、都内有数の高級住宅街であり、ハイセンスな南青山という街らしいデザイン性に富んだ仕上がりになっている。
また、FPGが推進するSDGs関連の取り組みとして、CO2削減に寄与すべく、今後、非化石証書を用いたCO2フリー電力を導入する予定であることも発表された。
この物件はFPGとしても、不動産ファンド事業で扱う過去最大の大型案件になる。すでに同社は、2022年9月期における東京都渋谷区、福岡市博多区の物件取得を発表しており、積極的な不動産取得の姿勢が目立っている。
FPGでは、今後も不動産ファンド事業のリーディングカンパニーとして、都心好立地の魅力ある不動産を取得し、幅広い顧客に新しい不動産投資の機会を提供、自社グループのシナジーを活かした新商品の開発にも努めていきたいとした。
(画像はプレスリリースより)
株式会社FPGによるプレスリリース(PR TIMES・累計組成額について)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000006832.html株式会社FPGによるプレスリリース(PR TIMES・物件取得完了について)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000006832.html