新築ビルの空室率は19.99%
三鬼商事は4月1日、2022年3月時点における東京ビジネス地区の賃貸オフィス市況をまとめた「オフィスマーケットデータ」を発表した。調査対象エリアは千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区の5区である。
これによると、東京ビジネス地区全体の平均空室率は6.37%だった。前月比で0.04ポイント低下している。
内訳を見ると、新築ビルの平均空室率は19.99%、前月比で3.09ポイントの上昇となった。新築ビル2棟が募集面積を残したまま完工したことから、空室率が上昇した。
既存ビルの平均空室率は6.23%だった。前月比で0.06ポイントの低下である。拡張や建て替え予定などによる移転が目立ったため、空き室率の低下につながった。
坪当たり平均賃料は2万366円。前年同月比で5.45%(1,175円)下落した。前月比でも0.25%(52円)の下落となった。
各エリアの空き室率と賃料
各エリアの平均空き室率は、以下の通りである。
千代田区は、4.93%(前月比0.03%低下)。中央区は6.23%(前月比0.04%上昇)。港区は8.33%(前月比0.09%低下)。新宿区は5.63%(前月比0.02%低下)。渋谷区は5.65%(前月比0.13%低下)。
エリア別の坪当たり平均賃料は、以下の通りとなっている。
千代田区は、2万2,107円(前月比5円下落)。中央区は、1万8,441円(前月比28円下落)。港区は、2万461円(前月比148円下落)。新宿区は、1万8,666円(前月比66円下落)。渋谷区は、2万1,723円(前月比28円下落)。全てのエリアで、前月の賃料を下回った。
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