新築物件の価格を集計し、エリア別に平均価格を算出
株式会社東京カンテイは、2022年4月7日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年3月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計し、エリア別に平均価格を算出した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
6ヵ月連続上昇を果たした首都圏
今回の発表によると、2022年3月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4166万円となった。前月比ではプラス0.6%をマークし、6ヵ月連続上昇を果たしている。
都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス5.4%の5031万円となり、下落へ転じた。一方、神奈川県はプラス4.1%の4515万円で、千葉県はプラス2.6%の3518万円で、そして埼玉県はプラス1.3%の3635万円で、いずれも反転上昇を達成している。
下落したものの前年同月比はプラスの中部圏
近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス0.2%の3354万円となった。大阪府と京都府は下落したものの、兵庫県の上昇が圏全体を牽引する形で、2ヵ月連続上昇を果たしている。
中部圏は、前月比マイナス2.1%の3214万円となり、3ヵ月ぶりに下落へ転じた。愛知県もマイナス3.1%の3420万円となり、5ヵ月ぶりに反転下落。しかし共に、前年同月比はプラスを示している。
宮城県は、プラス0.9%の3208万円で上昇へ転じ、前年同月比はプラス10.7%にまで到達。福岡県はプラス5.5%の3473万円で反転上昇をマークし、前年同月比はプラス10.8%に達した。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 3月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202203.pdf