現状価格は2021年10月から12月までに集計
株式会社東京カンテイは、2022年4月26日、京急本線・八丁畷駅~上大岡駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
京急鶴見駅、19.9%プラスの大幅上昇
今回の発表によると、京急本線の八丁畷駅~上大岡駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、255万円の横浜駅だった。同駅エリアは、前期には微減傾向を示していたが、今期は反転上昇を達成。上昇幅も13.3%に達している。
同区間で上昇の動きを見せた駅エリアとして同社は、JR南武線が乗り入れる八丁畷駅に注目。同駅エリアは取引事例数が安定推移しており、今期は8.0%プラスの188万円をマークした。また同社は、19.9%プラスの大幅上昇により平均坪単価が205万円に達した京急鶴見駅の動きにも注目している。
京急本線全線の平均坪単価は、215万円
同区間では今期、南太田駅/井土ヶ谷駅/弘明寺駅がいずれも2桁の上昇を達成。しかしその一方で、前期には2桁上昇を果たした神奈川新町は、3.1%マイナスで下落へ転じた。横浜駅の隣駅である戸部駅は、築年数の上積みによって前年にひき続き平均坪単価がマイナスとなっている。
なお、京急本線全線(泉岳寺駅~浦賀駅)における中古マンションの平均坪単価は、215万円となった。前期と比較して、価格で29万円、比率で15.6%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京急本線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1025